2007年12月23日日曜日

地域ITリーダー養成講座(第4回)

 今回の「地域ITリーダー養成講座」テーマは、『SNS』。 

 講師は、兵庫県で地域SNS『ひょこむ』を運営する「こたつねこさん」こと和崎宏氏です。
 和崎氏は地域コミュニケーション研究の第一人者の御一人です。

 もう一方の講師は、佐賀新聞社の牛島清豪氏です。
 牛島氏は全国でも珍しい新聞社が運営する、地域SNS『ひびの』のデジタル戦略チームサブリーダーです。

 佐賀の『SNS』を語るのに、この講演を聴き逃す訳にはいきませんね。





「地域ITリーダー養成講座」(第4回)~佐賀から始める地域情報化~

  ITを活用した様々な分野におけるサービスを作り出す地域ITリーダーの育成を目的として、地域ITリーダー育成事業「地域ITリーダー養成講座」第4回)を開催します。

今回は、地域SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)をテーマに地域活性化の具体的な実践事例の検討を行い、佐賀の先端ビジネスモデルについて考えます。

  ひとつは、地元佐賀新聞社の地域SNS「ひびの」のお話です。

 佐賀新聞社が運営する情報コミュニティサイト「ひびの」は、2006年10月に開設され、身の回りから世界の話題まで、あらゆる情報が行き交い、集まるプラットホームとして、ニュースサイトと生活情報サイトを連携させ、SNSをドッキングさせたしくみを作り、ニュース以外のコンテンツを充実させることに成功しています。開設から1年を経過したところですが、会員数はすでに8,000人を超え、今も進化を続けています。 今後、生活者、メディアを取り巻く「情報」の何がどう変わっていくのか、地方紙のWeb展開や、地域SNS「ひびの」内での事例を挙げながら、そのポテンシャルを探ります。

  もうひとつは、地域SNS最前線の話題です。

 人を繋ぐツールだったSNSが、舞台を地域にフォーカスすることで、連携型のプラットホームとして息づき始めました。ここでは、地域SNSの最前線で企画されているトピックを紹介するとともに、地域活性化のための具体的な実践事例を検討し、すぐにでも始められる佐賀の先端ビジネスモデルを参加者の皆様といっしょに考えます。

  ぜひ、この機会に先進事例などを題材とした「地域ITリーダー養成講座」に奮ってご参加ください。


※ SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)とは、人と人とのつながりを促進・サポートする、コミュニティ型の会員制のサービス、またそういったサービスを提供するWebサイトのことで、登録制や招待制などの幾つかの仕組みがあります。


◆日時: 2008年 1月12日(土)  13:30 ~ 16:30

◆会場:佐賀市立図書館多目的ホール  佐賀市天神3丁目2番15号

◆主催:佐賀県

◆共催:佐賀大学

◆受講対象者: 

 県内の自治体、企業、団体、CSO活動などにおいて、積極的にIT(情報技術)を活用したいと考えている方 であれば、どなたでも受講できます。

◆定員:先着30名  (受講無料)

◆申込方法:別紙申込書に必要事項を御記入の上、平成20年1月11日(金)までにFAXしてください。     
◆申込先:佐賀県情報・業務改革課  担当 江頭 

 電話 (0952) 25-7035、ファックス (0952) 25-7299

◆個人情報について

  ご記入していただいた氏名・勤務先・部署(役職名)等の個人情報は、 この事業の運営管理のために利用し、それ以外の目的には一切使用しません。(第3者への提供もいたしません。)
-  プログラム  -

1月12日(土)

受付 13:00~
講演(1) 13:30 ~ 14:30

『 地方紙からみた地域SNSのポテンシャル』

講師 佐賀新聞社 デジタル戦略チーム 

サブリーダー  牛島 清豪(うしじま・きよひで)氏

(講演概要) 

  昨今、新聞各社のWebサイトは、単なるニュースサイトからの脱皮を図ろうとしています。ニュースアグリゲーター、ソーシャルニュースなど新しいニュース価値を生み出すWebサービスが林立する中、各新聞社はどういったWeb戦略を展開しようとしているのでしょうか。インターネットがなかった時代も、情報の周りには人が集まりコミュニケーションを重ねました。そして、ここからシビックジャーナリズムが生まれ、様々なクチコミ情報が発信されました。インターネットという便利な道具を手にした今、生活者、メディアを取り巻く「情報」の何がどう変わっていくのか、地方紙のウェブ展開や、地域SNS「ひびの」内での事例を挙げながら、そのポテンシャルを探ります。


講演(2) 14:40~ 16:30 

『 地域SNS最前線 』
~ 情報プラットホームが拓く地域コミュニケーションの未来 ~


講師 総務省地域情報化アドバイザー・インフォミーム株式会社 

代表取締役  和崎 宏(わさき・ひろし)氏 

(講演概要) 

 人を繋ぐツールだったSNSが、舞台を地域にフォーカスすることで、連携型のプラットホームとして息づき始めました。眠れる「地域力」を覚醒するソーシャル・キャピタルの役割を担いながら、「カーナビ」「地域通貨」「動画」「地デジ」など次々と新たな連携機能を実装する地域SNS。すでに単なる道具から信頼できるコミュニティメディア基盤としての拡大が期待されています。

地域SNS間連携のキーパーソンとして、地域SNSの最前線で企画されているトピックを紹介するとともに、それらを活用した地域活性化のための具体的な実践事例の検討を行います。すぐにでも始められる佐賀の先端ビジネスモデルを探りましょう!

◎関連リンク
情報コミュニティサイト「ひびの」

コミュニティ活動支援型地域SNS「ひょこむ」

佐賀市立図書館

◎添付ファイル
和崎 宏(わさき・ひろし)氏プロフィール(PDFファイル,24kbtye)

講座申込書(第4回)(PDFファイル,60kbtye)

2007年12月16日日曜日

セカンドライフは、日本に馴染まない。



 これ某日の『セカンドライフ』中の有様、殆どゴーストタウン状態。
 『2ちゃんねる』『ニコニコ動画』の様には行かないようですね。
 私なりに理由を考えました。

 ① 余りにも高いマシンスペックを要求する。
    日本でPCを個人で必要とする人に、マシンは一通り行き渡った。そのユーザーにハイスペック
    マシンを必要とするヘビーユーザーは少なく、当座使えれば買い換えようとしない。
    『セカンドライフ』ためだけに買い替える人は、皆無に等しいだろう。

 ② 絵柄が日本人に好まれない。
    『セカンドライフ』の『アバター』は、欧米的で日本人向きで無い。日本でこの手のサイトに嵌る
    人種は『アキバ系』が多く、彼らは『萌え系』のキャラクターを好む。

 ③ ゲームコンセプトが欧米的で、日本人に馴染まない。
    『セカンドライフ』はキャラクターの行動原理は欧米的な個人主義向きに作られている。
    日本人は全体主義でコミュニケーションを重視するので、単独行動が不得意。

 ④ 仮想通貨に対する未発達。
    日本人の「水」と「空気」は無料と言う感覚から行けば、『セカンドライフ』の現実社会と変わらない
    仮想通貨の使い方に慣れていない。
    実態の無い通貨と、現実にお金がイコールで有ると認識し難い。

 ⑤ ゲームの同じだと考えている。
    『セカンドライフ』は現実世界と変わらない、経済活動も行うことを前提に作られている。
    しかし、日本人の殆どがゲームと同じに思っている。そのために現実と同じ時間や、金銭を使う
    事が考えられない。

 結論 : 日本人のネット世界に対する感覚は、欧米とはズレある。そのズレを埋め合わせる、日本人
      向きのコンテンツが出来てくるにはまだ時間が掛かる。


  以下は参考にした記事です。   
◎J-CAST ニュース(2007/12/14)
 街並みは立派だが人がいない セカンドライフ「過疎化」進む


 どちらかと言えば、こちらの方が日本人向きですね。
◎はてな、地図上で会話する「はてなワールド」と「はてなハイク」を開始
                                           Broadband Watch (2007/12/13 17:23)


 はてなは、地図上で会話が楽しめるコミュニティサービス『はてなワールド』と、一言メッセージを投稿できる『はてなハイク』のクローズドベータテストを開始した。どちらも当初は参加人数を限定して提供が行なわれる。

■ 世界地図上でコミュニケーションが可能な「はてなワールド」

 『はてなワールド』は、Google Mapsを利用した世界地図上で、自分が書いたキャラクターを操作して他ユーザーと会話が楽しめるコミュニティサービス。キャラクターはライブラリから選択もできるほか、他ユーザーの絵を自分のキャラクターに適用することも可能だという。当初は、「はてなグループ」に設けられた「hatenaworldグループ」に参加した先着100名が利用できる。

 キャラクター操作はマウスやキーボードで行ない、視点の回転や拡大・縮小にも対応する。地名やユーザー名を入力して、該当先に瞬間移動もできる。また、コンタクトリストにユーザーを追加することで、コンタクトリスト上からの移動指示も行なえる。

 会話機能は、発言時に会話可能範囲にいる他ユーザーとコミュニケーションが行なえるというもの。会話の内容は、会話地点にアイコンとしてログを保存するほか、HTMLページも出力する。なお、自分が参加した会話履歴や、会話内容に鍵もかけられる。

■ キーワードに対してメッセージを投稿できる「はてなハイク」

 『はてなハイク』は、任意のキーワードに対して、ユーザーが一言メッセージを投稿できるサービス。クローズドベータテストでは、書き込み可能なユーザー上限が設けられるが、閲覧は誰でも自由にできる。

 同サービスでは、商品やURL、人物などをキーワードに設定して、それに対して他ユーザーが一言メッセージを書いていく。テキストメッセージ以外にも、絵を描いてメッセージとして投稿できる。このほか、書き込みに対して「はてなスター」の付与も可能となっている。

 また、設定ページからIMソフトのアカウントを登録すると、「following」に書き込まれた最新のメッセージ通知を受け取れるほか、IMソフト上からの投稿も可能になるという。なお、当初対応するIMソフトは「Google Talk」に限られる。

 クローズドベータテストを開始した2サービスのうち、「はてなワールド」は詳細は未公表ながら提供が予告されていたもの。両サービスともに当初は参加ユーザーの上限を設けて提供が行なわれるが、徐々に上限数の拡大と機能拡張を実施して正式サービスへの移行を目指すという。