2008年3月24日月曜日

ブロードバンド接続世帯率50%達成について考える。

 佐賀県は、県内ブロードバンド接続世帯率50%達成を目指している。
 それについて思う事を、徒然なるがままに書く。

◎未接続要因
  ・ネットが必要だと感じていないために、無くても生活出来ていると思っている。
 実際には直接・間接的に利用いるが、無関心なため気付かない。

・ネットに対するマイナスイメージが強く、近付くのすら恐がっている。

・多少興味はあるが、自分には手に負えないと最初から諦めている。

・ネットはコスト高だと思っている。
 コストに見合う利点が得られないと考えている。

・導入しても一般的な利用方法は分かるが、より自分のライフスタイルに合った
 利用法が分からない。
 そのなめに結局使わずに、埃を被らせてしまう。

・若年層や主婦層は何か他の仕事をしながらネットを使う事が多いために、
 携帯電話での利用が多くなる。


◎普及に対する方策
・固定環境でのネット利用はシニア層に向いている。
 ゆえに利用率を上げるには、シニア層への普及が効果的ある。

・地域の公民館や放課後の学校施設での、シニア層への実演体験活動が必要。
 また、もう一歩進んで地域の行事の中で、シニアが集まる場所に積極的に
 出向く事も大事だ。
 これらを実施するには、自治体の公民館活動との連携が必要。

・じーちゃん、ばーちゃんが使い出すと、孫や曾孫が興味を示すようになる。
 そうすれば若年層への普及し、同時に世代間のコミュニケーションにも繋がる。

・シニア層と若年層が使い出せば、壮年層も使えないと恥をかくので
 使う様になるのではないだろうか。


◎ICTのイノベーションへの利用
・異種知と異種知がICTを媒介として繋がる。

・繋がった先に大きな集合知のプール(電脳共同体)が形成される。

・その集合知のプールの中で異種知と異種知が融合して、新しい創造知を生み出す。

・それがICTを利用したイノベーションだと考える。

例1:若いアーティストの作品発表の場を、ネット上に提供する。それを企業が見て
   自社の製品のデザインに使う。
   自社製品の芸術的観点からの、利用法のアドバイスを受ける。

例2:農業分野でも大手市場に出荷しない産物や、主力で無い農産物の利用法を
   公募する。料理学校の若い生徒達が、新しいレシピや利用法を思い付く。